EC2最小構成で作る軽量WordPress環境構築

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はじめに

本記事では、AWSのEC2を利用して、無料枠内でWordPress環境を構築する手順を解説します。
Amazon Linux 2023上に、最小構成(t2.microまたはt3.micro)でサーバーを構築し、実際にWordPressが動作するまでを確認できます。
この記事を読むことで、EC2インスタンスの作成から、Apache・PHP・MariaDBのインストール、WordPressの初期設定まで、一通りの流れを理解できます。
初心者の方でも迷わず進められるように、実務で利用される構成をベースに、最短で動作する手順に絞って解説します。
AWSでWebサーバーを構築したい方や、WordPressを自社運用したい方、Lightsailとの違いを理解したい方にもおすすめです。

目次

  1. EC2インスタンスの作成
  2. ミドルウェア(Apache/PHP/MariaDB)のインストール
  3. データベースの作成とWordPressの配置
  4. WordPressの初期設定
  5. まとめ

EC2インスタンス作成

1.AWSコンソールへログインし、EC2ダッシュボードを開きます

▼AWS管理コンソールにログインします。

ログイン後、画面右上でリージョン(例:東京 ap-northeast-1)を選択してください。

図1:AWS EC2コンソール画面

▼サービスメニューからEC2を選択し、EC2ダッシュボードを開きます。

💡Tips: リージョン選択は非常に重要です
作成するインスタンス、VPC、サブネットは、すべて選択したリージョン内に作成されます。後から変更できないため、必ず事前に確認してください。

2.インスタンスの起動ウィザードを開始します

▼EC2ダッシュボードの「インスタンス」→「インスタンスを起動」または「インスタンスを起動」ボタンをクリックします。


図2:EC2ダッシュボード

▼「名前とタグ」でインスタンス名(例:wordpress-server)を入力しておくと後から識別しやすくなります。


図3:EC2ダッシュボード

3.AMI(Amazonマシンイメージ)を選択します

▼「アプリケーションおよびOSイメージ(Amazonマシンイメージ)」セクションで、Amazon Linux 2023 kernel-6.1を選択します。


図4:AMI(Amazonマシンイメージ)の選択画面

4.インスタンスタイプを選択します

▼「インスタンスタイプ」セクションで、t2.microまたはt3.microを選択します。これらは無料利用枠の対象です。


図5:インスタンスタイプの選択

⚠️注意
リージョンやアカウント状況によって無料対象フレームの種類が異なる場合があります。
使用量に注意してください。

5.キーペア(キーペア)を設定します

▼「キーペア(ログイン)」のセクションで、「新しいキーペアの作成」をクリックします。
以下の内容で設定し、「キーペアを作成」をクリックしてください。
以下のように入力し[キーペアを作成]
・キーペア名: 任意の名前
・キーのペアタイプ:ED25519(RSAでも可)
・プライベートキーファイル形式:.pem

図6:新しいキーペアの作成画面

⚠️注意
キーペアを紛失すると、SSH接続ができなくなります。
安全な場所に必ず保管してください。

6.ネットワーク設定を行います

▼「ネットワークの設定」セクションで、[編集]をクリックします。VPCは既存のものを使用するか、新規作成を選択できます。通常はデフォルトVPCを使用すれば問題ありません。

▼サブネットは、通常「デフォルトのサブネット」を選択します。今回は冗長化を考慮しない構成のため、ap-northeast-1aを選択して進めます。

▼「パブリックIPの自動割り当て」を有効にします。これにより、インスタンスにパブリックIPv4アドレスが付与され、外部からアクセスできるようになります。


図7:ネットワーク設定画面

7. セキュリティグループ(ファイアウォール)を設定します

▼「セキュリティグループを作成」を選択します。以下の内容で設定しください。
セキュリティグループ名: 任意の名前
説明: 任意の説明(未入力でも問題ありません。)


▼インバウンドルールを設定します。以下のルールを追加します。
・HTTP(TCP ポート 80):ソース 0.0.0.0/0
・HTTPS(TCP ポート 443):ソース 0.0.0.0/0
・SSH(TCP ポート 22):ソース 自分のIPアドレス/32(例:123.45.67.89/32)

⚠️注意
SSHのアクセス範囲は、必ず自分のIPアドレスに限定してください。


図8:セキュリティグループの作成

💡Tips: 各ポートの役割
・HTTP(80)はWebサイト閲覧に使用します。
・HTTPS(443)はSSL通信に使用します。
・SSH(22)はサーバーへログインするために使用します。

8.ストレージやタグなどの設定を確認します


▼「ストレージを設定」セクションを確認します。デフォルトのEBSボリューム(通常は8GB)で問題ありません。
WordPressの動作確認が目的であれば、このまま進めても十分です。


図9:セキュリティグループの作成

💡Tips: ストレージ容量について
画像やデータの増加に応じて後からサイズを変更することも可能です。

9.設定を確認し、インスタンスを起動します

▼最終確認画面で、これまでの設定内容を確認します。問題がなければ、「インスタンスを起動(Launch)」ボタンをクリックしてください。


図10:設定の最終確認と起動

その後、インスタンスが “起動中(pending)” → “実行中(running)” となればEC2インスタンスの作成は完了です。


図11:インスタンス一覧画面

10. 接続準備

▼インスタンス詳細ページを開き、パブリックIPv4アドレスを確認します。
▼SSHでサーバーへ接続します。Amazon Linuxのデフォルトユーザーは「ec2-user」です。

コマンド例

接続できたら次ステップ(Apache, PHP, MySQL インストール)へ進みます。


Apache / PHP / MySQLをインストールします

1.Apacheをインストールします

「active (running)」と表示されていれば正常に起動しています。

 

2.PHPをインストールします。

「active (running)」と表示されていれば正常に起動しています。

3.MariaDB(MySQL)をインストールします。

「active (running)」と表示されていれば正常に起動しています。

4.MySQL の初期設定を行います。

すべて答えると、MariaDBの初期設定は完了します。

 

5.WordPress用のデータベースを作成します。

 

6.WordPressをダウンロードして配置します

 

7.wp-config.phpを作成します


8.パーミッションを設定します

 

9.Apacheを再起動します

 


WordPressの初期設定を行います。

ブラウザーで以下のURLにアクセスします。


WordPressの初期設定画面が表示されるので、言語を選択して「続ける」をクリックします。

次に、WP初期設定として以下の情報を入力します。

・サイトのタイトル: 任意のタイトル
・ユーザー名: 任意のユーザー名
・パスワード: 任意のパスワード
・メールアドレス: 任意のメールアドレス
入力後、「WordPressをインストール」をクリックします。

 

インストール完了後、設定したユーザー名とパスワードでログインします。

管理画面にアクセスできれば、WordPressの構築は完了です。

 

ここまで設定できれば、WordPressを始めるための土台はしっかり整えています。
あとは管理画面からテーマやプラグインを追加して、サイト構築を楽しんでください。

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